赤穂緞通工房 六月

赤穂緞通工房 六月 海辺の小さな町 赤穂で江戸時代から続く手織りの絨毯「赤穂緞通」を作っています。古い緞通の修復、販売も手がけています。不定休につき見学はお問い合わせください。

夜虫たちの時間蜘蛛と足高と団子虫と百足と蜂と家守に蟹も私のいない夜は彼らが主どちらかというと私がお邪魔虫なんだろう出品します琉球の富 -沖縄らしい、やきもの-髙島屋 日本橋店本館1階 正面イベントスペース 8月26日(水)~ 9月1日(火)...
16/08/2026


虫たちの時間
蜘蛛と足高と団子虫と百足と蜂と
家守に蟹も
私のいない夜は彼らが主
どちらかというと私がお邪魔虫なんだろう
出品します

琉球の富 -沖縄らしい、やきもの-
髙島屋 日本橋店
本館1階 正面イベントスペース
8月26日(水)~ 9月1日(火)

※8階催事場と開催期間が異なりますのでお気をつけください

※26日(水)は付近をうろうろしながら在店の予定です

https://www.takashimaya.co.jp/store/special/mingei/

先の投稿の続き随分と前に入手したけれど産地も年代も分からなかった絨毯。亀岡祭高砂山鉾の絨毯とよく似ていることに気が付き引っ張り出してみました。【類似点】・文様・白地に五色の配色・ノットの密度(目数、段数がほぼ同じ)・耳の太さ【相違点】・サイ...
14/08/2026

先の投稿の続き
随分と前に入手したけれど産地も年代も分からなかった絨毯。亀岡祭高砂山鉾の絨毯とよく似ていることに気が付き引っ張り出してみました。

【類似点】
・文様
・白地に五色の配色
・ノットの密度(目数、段数がほぼ同じ)
・耳の太さ

【相違点】
・サイズ(一畳弱で亀岡のものより大判)
・毛足の長さ(亀岡のものより短く、軽くカービングされている)

【不明点】
・織り始めと終わりの処理
 この絨毯は最後のパイルを結んだ後、緯糸も入れずそのまま数本の経糸を纏めて結ぶだけという非常に簡易な処理がされている

・素材
 藍や白の部分はふっくらとした羊毛だが臙脂色や薄黄色の部分は直毛の硬い獣毛。写真で見る限り亀岡のものは全て羊毛のようであるが、不明

私の手元にあるものはごく粗い織りの割に妙に杓子定規できっちりと作られており、日本人による模倣品の可能性もあります。ともかく今年こそは亀岡祭に行って、図録写真の現物を見てみたいと思います。

吉祥文明代の皇帝の絨毯を思わせる黄金色に蝶と瑞雲、縁に龍と中国風の吉祥文をちりばめた緞通。堺緞通の発展に大いに寄与し緞通王とも呼ばれた藤本荘太郎が営んだ藤本商会の柄見本帳の中に同種の図案が見られるため、堺で描かれた図案を元に赤穂で作られた緞...
13/08/2026

吉祥文
明代の皇帝の絨毯を思わせる黄金色に蝶と瑞雲、縁に龍と中国風の吉祥文をちりばめた緞通。堺緞通の発展に大いに寄与し緞通王とも呼ばれた藤本荘太郎が営んだ藤本商会の柄見本帳の中に同種の図案が見られるため、堺で描かれた図案を元に赤穂で作られた緞通であると思われます。8/26-9/1 日本橋高島屋の展示にお持ちします。

赤穂緞通の創業家である児島家とその後を継いだ早川家によって生産されていた明治時代の赤穂緞通は、仕上げの綿密な摘みが特徴的で毛足がかなり短く刈り込まれていますが、この緞通はやや毛足が長くおおらかな織りで、大正時代に新規参入してきた堺系の織元によるものと推測しています。

度々参考にしている図録『堺緞通ものがたり』によると、この図案の由来は亀岡祭高砂山の胴掛に用いられている中国製と思われる敷物ではないかと。箱書に文政8年(1825)とあることから、その年もしくはそれ以前に誂えられたもののようです。98cm×51cmと小振りのもので裏面を見るにかなり粗い織り。中国、とはいっても一体どの地域のものなのか。寧夏や包頭、北京といった有名な産地の絨毯はもっと織りが緊密で洗練されていますし、この大らかさはチベットにも似ていますが裏が違います。中国近辺のものではあるが産地が分からず他に類例を見ないという点で、祇園祭の懸装品として20点あまりが確認されている虎や梅樹の文様の謎の一群の絨毯のことを思い起こしました。それらの絨毯はばらつきはありますが平均すると2.5cm四方の間に10-15ノットほど。亀岡祭の絨毯は約12ノットでよく似た密度です。また、祇園祭のほうは羊毛とは違う剛い直毛の獣毛が使われており、大きさ、密度、材料、染めなどが一点一点異なっているため、まとまって商業的に作られたものではない、とも。美術品として価値付けられたものではなく、こうした下手のものが海を渡って遥々運ばれて、民間で数百年も大切に保存されているのは改めて面白いことだと思います。

そして亀岡祭の絨毯の裏面写真(絨毯は裏面の方が情報量が多い。よくぞ裏を写してくださいました)を見ていて、あ、私似たものを持っているわと気が付きました。
続く…

※pic.3-5は『堺緞通ものがたり』pic.6-8は 『祇園祭山鉾懸装品調査報告書』より

日本橋高島屋1階恒例の民藝展にあわせて催される une 企画の展示に出品します。大陸と島国日本の間で豊かに育まれた琉球の富。文化のグラデーションを体現するものとして、やちむんと緞通は意外な調和を見せるかもしれません※8階催事場と開催期間が異...
04/08/2026

日本橋高島屋1階
恒例の民藝展にあわせて催される une 企画の展示に出品します。
大陸と島国日本の間で豊かに育まれた琉球の富。文化のグラデーションを体現するものとして、やちむんと緞通は意外な調和を見せるかもしれません

※8階催事場と開催期間が異なりますのでお気をつけください

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琉球の富 -沖縄らしい、やきもの-
 
本企画に向けて数年ぶりに沖縄をまわりました。

読谷山焼北窯や大宜味村窯を中心に、親方たちや
次の世代の陶工たちと互いに意見を交わした中で
共通して見えた「沖縄らしい、やきもの」(北窯 松田米司親方の言葉)。

近年、正直沖縄の仕事に飽きるような気持ちもあったのですが
改めて見つめた、華やかさだけでなく、自然豊かな土地の、優しい人たちのおおらかさ

これぞ〝沖縄のやきもの〟っていうのを中心に、ご紹介させて頂きます。

会期
髙島屋 日本橋店
本館1階 正面イベントスペース 
8月26日(水)~ 9月1日(火)
-——————————————————————————————————(special guest)
高山都さん (モデル)
沖縄や生活道具が大好きな、高山都さんが今企画に特別に参加くださいます
店頭で商品の説明や接客をしてくださいますので、お楽しみにお越しください。

8月26日 16:00-19:00 
※滞在時間は前後、変動する可能性があります。

参加/沖縄

菅原謙(大宜味村窯) #菅原謙
サオラ窯 サオラ
田村窯
神谷窯 .gamma
いずみ窯 .gama
照屋窯 照屋窯
佐々木かおり 佐々木 かおり
中ノ畑窯 中ノ畑窯 ◇ナカノハタガマ◇
沖縄の古物

その他

小川陽子
莊司昌

螺鈿陶額(小島紗和子、山口和声) 螺鈿陶額
赤穂緞通 六月 赤穂緞通 六月 Ako Dantsu
長沼由梨子 長沼 由梨子
山内武志 アトリエぬいや
上甲清 上甲清  #孫プロジェクト
多鹿治夫鋏製作所 

家具・道具

DOUGUYA DOUGUYA

後祭茶室/茶藝室 池半で開催しておりました赤穂緞通展、今年もたくさんの方に緞通をご覧いただきました。厳しい暑さの中足をお運びくださいましてありがとうございました。遠方から祇園祭見物と併せてお越しになられた方もあり、またこの季節にと思いを新た...
23/07/2026

後祭

茶室/茶藝室 池半で開催しておりました赤穂緞通展、今年もたくさんの方に緞通をご覧いただきました。厳しい暑さの中足をお運びくださいましてありがとうございました。遠方から祇園祭見物と併せてお越しになられた方もあり、またこの季節にと思いを新たにしております。

今年も後祭の宵々山をそぞろ歩き、祭り気分を味わってきました。ふと目に留まったのは役行者山の見送。緙糸織(ぐうしおり)とありますが、蓮糸の藕絲織(ぐうしおり)とは違い、何重にも複雑に織られた綴織のようです。オリジナルは明代のもので昭和57年に復元新調されています。その細密な織は看板に書かれている通り確かに美術織物の最高峰と言えるものと思いますが、40年前に復元出来たこの技法も、果たして今現在、そしてこれからは…と、つい技術継承の未来を考えてしまいました。

赤穂緞通が見られたのは四軒で、吉田家は大判の朝鮮毛綴を中心に据えた大胆な設え。涼みスポットでもある藤井絞(室内から漏れてくる冷気が凄い)は例年通り、八幡山の大日家は今年も蔓牡丹、伯牙山の杉本家は蟹牡丹の緞通でした。

「生活文化や哲学的な心の部分も後世に残していって欲しい」という吉田先生の思いと共に京都市に遺贈された吉田家のその後について、京都市公式noteで記事が公開されています。建物だけでなくその心をも後世に引き継ぎたいとのことで、この度の屏風祭が実現したようです。ストーリーズにリンクを貼りますので、ご興味のある方はぜひお読みください

祇園祭の最中、四日間の展示も本日が最終日となります。後祭に向けて鉾町は再び賑わいを見せていることでしょう。池半分室では希少な三畳敷、雲龍の赤穂緞通を敷いて皆さまをお迎えしています。長きにわたり祭に華を添えてきた、緞通のある景色をお楽しみくだ...
21/07/2026

祇園祭の最中、四日間の展示も本日が最終日となります。後祭に向けて鉾町は再び賑わいを見せていることでしょう。

池半分室では希少な三畳敷、雲龍の赤穂緞通を敷いて皆さまをお迎えしています。長きにわたり祭に華を添えてきた、緞通のある景色をお楽しみください。

赤穂緞通展 2026
7月18日(土)-21日(火) 11時-17時
於 茶室/茶藝室 池半
池半 池半分室

※会場について
一階がガラス張りの建物が喫茶を楽しんでいただく池半分室、右隣の暖簾の掛かった小さな間口の建物が展示会場となる茶室/茶藝室 池半となります。玄関で靴を脱いでいただき、二階にお上がりください。予約不要です。

Photography Fujita Iku

初日蒸し暑い中多くの方が足をお運びくださり、お話しているうちにあっという間に一日が過ぎていきました。分室の喫茶も終始賑わっていたようです。ご来場ありがとうございました。昨日の驟雨に洗われて、本日は爽やかな快晴です。今日も一日鴨川を臨む小部屋...
19/07/2026

初日
蒸し暑い中多くの方が足をお運びくださり、お話しているうちにあっという間に一日が過ぎていきました。分室の喫茶も終始賑わっていたようです。ご来場ありがとうございました。

昨日の驟雨に洗われて、本日は爽やかな快晴です。今日も一日鴨川を臨む小部屋でお待ちしております。

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赤穂緞通展 2026
7月18日(土)-21日(火) 11時-17時
於 茶室/茶藝室 池半
池半 .ikehan
18、19在廊

※会場について
一階がガラス張りの建物が喫茶を楽しんでいただく池半分室、右隣の暖簾の掛かった小さな間口の建物が展示会場となる茶室/茶藝室 池半となります。玄関で靴を脱いでいただき、二階にお上がりください。予約不要です。

異国の花昨年の祇園祭の頃、吉田孝次郎先生が逝去されました。改めてご紹介するまでもありませんが、自邸を京都生活工藝館「無名舎」として開放され、町家の生活文化を紹介されたり、山鉾の懸装品についての調査研究を主導されたり、後祭の巡行を復活させ、失...
15/07/2026

異国の花

昨年の祇園祭の頃、吉田孝次郎先生が逝去されました。改めてご紹介するまでもありませんが、自邸を京都生活工藝館「無名舎」として開放され、町家の生活文化を紹介されたり、山鉾の懸装品についての調査研究を主導されたり、後祭の巡行を復活させ、失われていた本来の祭りの姿を復興されたりと、長年に渡り京都の文化を支えてこられた方でした。何度か吉田塾に参加させていただき、吉田先生の迫力ある語りと、その気骨というべきものを直に感じることができたのは本当に貴重なことであったとしみじみと思い返しています。

その後吉田家住宅は京都市に寄贈されたものの運用については未定とのこと。祇園祭で例年通りの見事なしつらえが拝見できるものかどうかと危惧しておりましたが、京都市のプレスリリースで21日15時〜23日まで屏風祭を行うとの発表があり安堵しました。

吉田家の赤穂緞通は明治42年に母屋が建てられた際に作られたものだろうと思われますが、同手のこちらは大正時代に別の織元が真似て作ったもののようです。織りはやや粗いものの藍の色に深みがあり、並べて敷いた時の品格たるや。吉田先生を偲び、この度の展示でご覧いただきたいと思います。

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赤穂緞通展 2026
7月18日(土)-21日(火) 11時-17時
於 茶室/茶藝室 池半
池半 .ikehan
18、19在廊

※会場について
一階がガラス張りの建物が喫茶を楽しんでいただく池半分室、右隣の暖簾の掛かった小さな間口の建物が展示会場となる茶室/茶藝室 池半となります。玄関で靴を脱いでいただき、二階にお上がりください。予約不要です。

Photography Fujita Iku

敷布茶器や花器のための敷物として仕立てた緞通。細かな工字繋のものを池半の万太郎さんが愛用してくださっています。こうした端切れは古い緞通を扱う中で出てくる副産物のようなもので数には限りがありますが、昨年は作れなかった長めのものも今回はご用意で...
11/07/2026

敷布

茶器や花器のための敷物として仕立てた緞通。細かな工字繋のものを池半の万太郎さんが愛用してくださっています。

こうした端切れは古い緞通を扱う中で出てくる副産物のようなもので数には限りがありますが、昨年は作れなかった長めのものも今回はご用意できそうです。

赤穂緞通展 2026
7月18日(土)-21日(火) 11時-17時
於 茶室/茶藝室 池半
池半 .ikehan
18、19在廊

福寿先日投稿したものと同じく瓶花の意匠ですが、こちらは洗練された正しく中国風の緞通。白い和紙貼りの部屋に藍が清々しい梅雨が明けたとはいえ朝夕は涼しく日中の風にも爽やかさがあります。ずっとこんな感じの夏だといいのに赤穂緞通展 20267月18...
10/07/2026

福寿
先日投稿したものと同じく瓶花の意匠ですが、こちらは洗練された正しく中国風の緞通。白い和紙貼りの部屋に藍が清々しい

梅雨が明けたとはいえ朝夕は涼しく日中の風にも爽やかさがあります。ずっとこんな感じの夏だといいのに

赤穂緞通展 2026
7月18日(土)-21日(火) 11時-17時
於 茶室/茶藝室 池半
池半 .ikehan
18、19在廊

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