18/08/2026
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「ムラーノガラス 造形の軌跡」、連日多くのお客様にご来場いただき、誠にありがとうございます。本日は、ANFORA(アンフォラ)工房の原点である装飾杯の中から、とりわけ異彩を放つ作品をご紹介いたします。
現在、名だたるアーティストによる一点物を手がけるANFORA工房ですが、そのスタートは1970年代のグラス工房でした。長年主任マエストロを務めた鬼才、アンドレア・ジリオ氏も、かつてはchisaのために数々の美しい器を制作してくださっていました。
こちらの作品は、ジリオ氏が若き日に手がけたと思われるミニグラスです。一流グラス工房として歩み出したANFORAの誇りと、若き職人の瑞々しい感性が宿る素晴らしい逸品です。
まず、その色彩に目を奪われます。レモンチェッロを思わせる鮮やかな黄色の杯。ステムは、クリームがかった黄緑とオレンジが捩じり合い、さらにその上から杯と同じ黄色いガラスで細かな装飾が施されています。一方の青いグラスは、鮮やかな赤いステムもさることながら、ふっくらと段を重ねた独特の杯のフォルムにもぜひご注目ください。
これはあくまで私の持論ですが、近年のアメリカの富裕層による大型作品への需要もあってか、世代交代したムラーノ島の若き職人たちの作品は、大型化しているように感じます。20世紀以降のアーティスト作品も量感のあるものが主流であり、新しい世代のマエストロたちが繊細な作品と向き合う機会は、残念ながら減っているのが現状です。
だからこそ、こうした小ぶりなムラーノガラスの希少価値は、今後ますます高まっていくのではないでしょうか。
美しく、尊い作品たちは、おかげさまで続々とお嫁入りが決まっております。ぜひこの機会に、会場にてその輝きを間近にご覧いただけますと幸いです。
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ムラーノガラス 造形の軌跡
2026年8月13日(木)〜9月2日(水)
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー
➤https://chisa.jp/blogs/event/20260723
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