11/04/2026
アンリ・マティスの描いた「緑色の大理石のテーブルと静物 / Nature morte à la de marbre vert」。
「緑色の大理石のテーブルと静物」は、大理石のテーブルと静物をモチーフとしながらも、対象の再現よりも色彩の響き合いが前面に押し出された作品です。
画面にはさまざまな色のストロークがリズミカルに散在し、まるで和音や不協和音が重なり合う音楽のような構成が生み出されています。
この時期のマティスは、自然を写し取ることよりも、色そのものが持つ感覚的な力を重視していました。
緑の大理石という具体的なモチーフは、色彩の関係性を成立させるための舞台装置となり、形は大胆に単純化されています。
色と筆触の配置によって画面全体にリズムが与えられ、静物画でありながら、視覚を通して音楽的な高揚感を感じさせる、とても魅力的な作品です。
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